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    タグ:非正規雇用

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    1: 海江田三郎 ★ 2016/02/04(木) 10:03:26.54 ID:CAP_USER.net
    http://digital.asahi.com/articles/DA3S12192801.html
    契約や派遣社員など非正規の職から抜け出せない40歳前後の「非正規ミドル」が増えている。
    特に男性は「正社員の仕事がないため」が4割超と、「やむなく非正規」を続ける人の割合が
    他の世代や女性の同世代を上回る。低所得で老後への備えも十分積めないまま年を重ね、政府が1月末に打ち出した非正規支援策から



    http://www.asahi.com/articles/ASJ2354NMJ23ULFA020.html
    昨年末、東京都内で開かれた就職面接会の会場。千葉県に住む41歳の男性が硬い表情でブースを回っていた。9月に派遣の仕事を辞め、正社員の職をつかもうと必死だ。だが、いまだ願いはかなっていない。

     1998年に九州の大学を卒業して18年。気づいたら40歳を過ぎていた。独身。結婚して子供を育てるという、若いころに思い描いた自身の姿は遠い。「ずるずると派遣社員で来てしまった」と肩を落とす。
     就職活動に取り組んだ90年代後半はバブル経済崩壊後の「氷河期」の真っただ中。
    地元の百貨店などを目指したがかなわず、地元の中小商社に入った。だが営業の仕事が合わず、転職するため3年で辞めた。パソコン関連の資格を取り、派遣で働きながら就活を始め、やっと東京のIT会社で正社員に。商社を辞めてから7年経っていた。

     ただ、喜びもつかの間。2008年秋のリーマン・ショックのあおりで、1カ月後に上司から突然、「来なくていい」。解雇になり、再び派遣社員としてコールセンターや携帯会社などの職を転々としながら、食いつないできた。「正社員の安定した職を得て、将来設計を組み立て直したい」。男性はつぶやくが、見通しは立っていない。

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    正社員の求人を探す41歳の男性。昨年秋から何度も足を運んでいる=東京都千代田区の東京しごとセンター

    【やむなく非正規、中年男性の苦悩 35~44歳の非正規390万人、10年で3割増】の続きを読む

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    1: 海江田三郎 ★ 2016/01/31(日) 12:29:45.14 ID:CAP_USER.net
    http://blogos.com/article/156098/

    最近、中高年フリーターの問題がクローズアップされる機会が増えています。

    参考:「中年フリーター」のあまりにも残酷な現実

    いつまでたっても非正規に固定されたままだの、このままでは彼らの老後はどうなるだのといった話ですね。
    筆者は7,8年ほど前からずっと「格差問題の本番は団塊ジュニアが50代を迎えてから」と言い続けてきましたが、ようやくメディアもこの問題の重大さに気づいたということでしょう。
    そんな中、東京都も独自に対策を打ち出し、中高年フリーターに研修を受けさせて正社員採用の後押しをするそうです。
    果たして都の対策は効果があるんでしょうか。そもそも、企業はなぜ中高年フリーターを採用したがらないのでしょうか。
    いい機会なのでまとめておきましょう。

    なぜ企業は中高年フリーターを正社員採用したがらないのか
    あなた自身が企業の人事担当だと想像してください。自社の中途採用面接に、45歳のフリーターの人が受けに来たとします。
    たまたま就職氷河期に世に出たために長く非正規雇用を転々としてきた人ですが、根は真面目そうでいい人です。
    コミュニケーション能力もいまどきの若いもんよりはありそうに見えます。
    でも、自社には年功賃金と言うものがすでにあって、30歳でだいたいいくら、45歳でいくらといった具合に労使でだいたいの水準を決めています。「45歳だと子供も大学進学する頃だからこれくらいは必要だ」的な生活給の観点から取り決められてきたものです。 

    そういう賃金システムの中に、正社員経験のない45歳を取り込んでしまうと、明らかに生産性に見合わない賃金を払うことになります。
    ちなみに45歳以上でも採用されるのは、他社で正社員として実績を積み、それなりの成果もあげている管理職ですね。
    まあそうした人はヘッドハンティングするのが一般的ですが。
    さて、ここでその45歳フリーターの求職者がこう言ったとしたらどうでしょうか。
    「自分はまだ独身ですし、正社員としてのスキルもないので、新人と同じ初任給スタートでかまいません」
    日本企業の賃金体系は、若い間は生産性以下の賃金に抑え、40歳を過ぎたあたりから生産性以上の賃金を払うことでトントンにする仕組みです。45歳の新人を採用したとして、彼はいったいいつ頃トントンになるんでしょうか。トントン前に定年退職しちゃいますね。
    「最初の一年は初任給で、二年目からは成果に応じて柔軟に格付けすればいいんじゃないか」と思う人もいるでしょう。
    でもね、日本企業には成果に応じて柔軟に処遇を見直す仕組みなんてそもそも無いんですよ。(リストラや不祥事を除いて)
    ルーチンでの賃下げ・降格なんてまずないし、成果に応じて格付けなんてこともない。勤続年数に応じてちょこっとずつ昇給させ、働きぶりでなんとなく査定して微妙に差をつけるくらいです。だから20年くらいたってみると同期の間でも100万~200万くらいの年収差はついているものですが、厳密に何年目でいくらの生産性にたいしていくら貰ったかなんて誰にも分らないんです。
    すごく大雑把に言うと、終身雇用というのは「みんなで一丸となって会社のために頑張ろうぜ、給料なんて小さいことは気にするなよ
    これから少しずつ上がっていくから、頑張った人は後できっと報われるさ」的なムラ社会なんですね。そういう組織の中を、唯一、45歳オジサンだけが完全単年度主義で上がったり下がったりしながら生きていくのは不可能なんです。

    というわけで、人事担当であるあなたの出す結論は「採用不可」に落ち着くはず。これは中高年フリーターだけの話ではなく、シャープの元社員が再就職に苦労しているなんて話も根っこは同じですね。 
    ついでに、都の求人も見て見ましょう。主任級以上の専門家を中途採用するキャリア採用枠を除けばほぼ20代いっぱいという年齢制限が設けられていますね。中高年フリーターの正社員化を企業に求めつつ自分とこの採用要件は20代限定って堂々と出す感覚が筆者には理解できませんが、きっとこういうのをお役所仕事って言うんでしょうね。 
    そもそも、中高年フリーターの正社員化という目標そのものがずれてるなと筆者は思いますね。 
    なんでずっとフリーターだとまずいかというと、フリーターだと国民年金しかないから老後が大変とか、規制でガチガチに保護された正社員のたまよけとして使われるから賃金低すぎて生活できないといった理由があるわけです。 
    だったら雇用形態に関わらず社会保障制度を一元化するとか、正規雇用を規制緩和して同一労働同一賃金を実現するのが筋でしょう。「研修受けさせてやるから、一緒に正社員化を目指そうぜ」というのは言っちゃなんですけど、既得権を離したくない人たちが、偽の希望を示して明後日の方向に誘導しているようにしか筆者には見えませんけどね。 

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